Fukram(フクラム)

応募対象の概要

外出時に被災した場合、駅などの半屋外の公共施設で避難・休憩することが考えられるが、そのような場所で座って休める場所を確保することは困難である。外出時に防災グッズを日常的に持ち歩くことは現実的ではない。そこで、災害時に簡易のクッションおよび防災頭巾として利用できるエアバッグ付きエコバッグを提案する。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

レジ袋の有料化によりエコバッグを持ち歩く人が増加した。そのエコバックにエアバッグを取り付けることで、避難や帰宅困難時にクッションや防災頭巾として利用できるフェーズフリーエコバッグを提案する。また、特に外出時に小型のバッグを持つことの多い女子大生をターゲットとし、外出時に使用する鞄やエコバックの利用状況についてアンケート調査を行った上で、サイズやデザインなどを決定した。防災グッズでありながら、日常的にエコバッグとして使いやすく、持ち歩く際にどんなファッションにも合わせやすいシンプルなデザインとした。
日常時 日常時
スーパーへの買い物時ではなく、通学、通勤、遊びなどの外出時の買い物の際に使用することを目的とした。そのため、折り畳み式で小型の鞄でも収納でき、デザインもファッションに合わせやすいものとした。また、荷物を入れて使用するだけでなく、エアバッグを膨らませれば屋外レジャーの際にクッションとして利用できる。
非常時 非常時
駅などの半屋外の施設で座って休憩する場所を確保することは難しい。また床面には、濡れていたり、冷たいといった問題もある。エアバッグ式のクッションによって、冷気を遮断して、快適に床に座って休憩できる。また、防水の材質であるため汚れにも強い。避難時には被ることで頭部を守る防災頭巾としての役割も果たす。