審査について

審査委員

フェーズフリーな社会を実現するためには、日常時と非常時の視点、企業や地域(=作り手)と生活者(=使い手)双方のクリエイティブな感性、多様なステークホルダーの参画が必要です。幅広い分野とカテゴリー、性別や世代など多様性の観点から、各界を代表する方々を審査委員としてお迎えしました。

奥山 恵美子

奥山 恵美子

前仙台市長
仙台みどりと風の会 会長
専門:行政・地方自治

1975年仙台市役所入庁。男女共同参画課長、生涯学習課長を経て、2001年せんだいメディアテーク館長。その後、市民局次長、教育長、副市長を歴任。2009年8月第33代仙台市長に就任。2011年3月の東日本大震災の発災とともに、復旧・復興の陣頭指揮をとる。2017年、2期8年をもって、市長を退任。現在、七十七銀行社外取締役。仙台みどりと風の会会長。
トークセッション

姜 明子

姜 明子

株式会社オレンジページ 常務取締役
専門:暮らしと食

株式会社オレンジページ 常務取締役。「暮らし」に「おいしい」を届け続ける雑誌「オレンジページ」は2021年6月に36周年を迎える。徹底的に生活者のインサイトに触れ、「食」に向き合うとは「人生」と向き合う事であると実感。「食のふだんどおり」を日ごろから整えることで、日常と非常時を繋げていく「ローリングストック」を宣言し、非常時に「食べ慣れたものを食べる」ことによる心の支えを提唱している。
トークセッション

須﨑 彩斗

須﨑 彩斗

株式会社三菱総合研究所 未来共創本部 本部長
専門:オープンイノベーション

株式会社三菱総合研究所未来共創本部長。1996年三菱総合研究所入社。イノベーション政策、新事業開発支援など官公庁・民間企業のコンサルタントとして従事。2017年からは、オープンイノベーションによって社会課題をビジネスで解決するプラットフォームである、同社・未来共創イノベーションネットワーク(2021年より未来共創イニシアティブ)の設立および運営に従事。フェーズフリーのコンセプトは、非日常の社会課題の解決を日常の課題解決とセットでとらえるビジネスの創出に極めて有望であり、今回のアワードに大いに期待している。
トークセッション

太刀川 英輔

太刀川 英輔

慶應義塾大学 特別招聘准教授
NOSIGNER 代表
専門:デザイン

NOSIGNER代表・デザインストラテジスト・進化思考家・慶應義塾大学特別招聘准教授。デザインでマシな未来をつくること(ソーシャルデザイン)自然から学ぶ創造性教育で変革者を育てること(進化思考)を目標に活動するデザイン活動家。様々なデザインスキルを用いて、社会的意義のあるデザインプロジェクトを成功に導く。創造性のしくみを生物の進化から学ぶ「進化思考」を提唱し、様々なセクターに変革者を育てている。
https://nosigner.com/
トークセッション

田中 一雄

田中 一雄

公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会 理事長
株式会社GKデザイン機構 代表取締役社長
専門:デザイン

1956年生まれ。東京藝術大学大学院機器デザイン修了。世界屈指の総合デザイン会社として知られるGKデザイングループの代表を務める。株式会社GKデザイン機構代表取締役社長/CEO。(公社)日本インダストリアルデザイナー協会理事長(2013年 -2021年 )、(公財)日本デザイン振興会フェロー、世界デザイン機構(WDO)顧問、ドイツRed Dot Ambassadorなどの活動を通じて、デザインと社会の明日について提言している。また、WDO理事や愛・地球博ディレクターなどの経験から、環境問題や防災問題などとのかかわりも深い。近著として『デザインの本質』がある。
トークセッション

三井所 清典

三井所 清典

公益社団法人日本建築士会連合会 名誉会長
アルセッド建築研究所 代表取締役所長
専門:建築設計

建築家、アルセッド建築研究所代表、芝浦工業大学名誉教授、公益社団法人日本建築士会連合会名誉会長。1977年より地域に根差す建築とまちづくりに取組み、陶磁の町有田の建築とまちづくり、五箇山の現代民家集落楽雪住宅、中越地震被災地山古志村の住宅復興、女川町竹浦漁村集落の復興、十津川村復興住宅等に携わる。近年は中大規模木造建築に力を注ぐ。屋久島町木造新庁舎では庁舎機能に加えて日常町民が利用し易く、非常時にも集まる場となるよう屋内、庇下、中庭と連続する広い空間をワークショップで実現。
トークセッション

目黒 公郎

目黒 公郎

日本自然災害学会 会長
東京大学 教授
専門:防災工学

東京大学教授、工学博士。専門は都市震災軽減工学、国際防災戦略論。1991年大学院博士課程修了後、助手、助教授を経て、2004年より教授。ハードとソフト、国内と国際の両面からの防災戦略研究に従事。「現場を見る」「実践的な研究」「最重要課題からタックル」がモットー。内閣府本府参与や中央防災会議専門委員、日本地震工学会会長、地域安全学会会長、日本自然災害学会会長などを歴任。「コストからバリュー」と「フェーズフリー」をキーワードとした「公助」の不足を補う「自助と共助」の促進活動の実施。
トークセッション

下川 一哉

下川 一哉

フェーズフリーアワード2021 実行委員長
株式会社意と匠研究所 代表取締役
専門:デザイン・編集

デザインプロデューサー、ジャーナリスト。1988年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。同年、日経マグロウヒル(現・日経BP社)入社。1994年に日経デザイン編集に配属。1999年より副編集長。2008年より編集長。2011年、東日本大震災直後に「いつもともしもをつなぐスマートデザイン」活動を開始。2014年3月31日に日経BP社を退社、4月に意と匠研究所を設立。2017年度から佐賀大学芸術地域デザイン学部非常勤講師、2020年度から福岡デザイン専門学校理事、2021年よりフェーズフリーアワード実行委員長に就任。

佐藤 唯行

佐藤 唯行

一般社団法人フェーズフリー協会 代表理事
スペラディウス株式会社 代表取締役
専門:フェーズフリー

社会起業家/防災・危機管理・地域活性アドバイザー/フェーズフリーファウンダー。国内外で多くの社会基盤整備および災害復旧・復興事業を手掛け、世界中で様々な災害が同じように繰り返されてしまう現状を目の当たりにしてきた。その経験・研究に基づき、防災を持続可能なビジネスとして多角的に展開。その一つとして世界ではじめてフェーズフリーを提唱し、その推進において根源的な役割を担う。フェーズフリー協会ほか複数団体の代表。

審査基準

フェーズフリーアワードの審査は、フェーズフリーの評価方法に基づいて行なわれます。

①部門別の審査基準

A:事業部門

フェーズフリーの性質を獲得できているかについて、「汎用性」と「有効性」とに分け、詳細に審査します。

B:アイデア部門

フェーズフリーの性質に加えて、課題への着眼点、課題解決の方法、新規性、独創性を審査します。

②カテゴリー別の審査基準

全てのカテゴリーに同一の審査基準を適用するため、共通の基準により審査します。

フェーズフリーの特性

審査の要点となるフェーズフリーの特性については、以下のサイトおよび出版物をご参照ください。

フェーズフリー総合サイト
フェーズフリーコンセプト&ガイドサイト
フェーズフリーデザイン事例集サイト
フェーズフリージャーナルサイト
フェーズフリー認証サイト
フェーズフリーブックスサイト
フェーズフリーアクションパートナーサイト