空き家利用のコミュニティ備蓄「フェーズフリー住宅」

応募対象の概要

大規模避難が発生するような事象が予想される地域、首都圏、東海、東南海、などの住民を対象に、長期避難を安心して過ごすために提携地方の空き家を利用した避難住宅とコミュニティを創出する。利用者は日常で定期的に避難予定先を訪問し宿泊し各種行事等に参加したり、買い物などを通じて地域コミュニティとの接触を図る。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

長期避難を余儀なくされる方々の大きな問題点は避難先でコミュニティに入れないということから起こる疎外感や孤独感。またそのことを起因とする様々な体調不良や精神的疾患等も大きな問題点である。一方地方では「人口減少」が最大の課題であり、それに伴う空き家の管理も大きな問題点である。日常では地方の「関係人口」として、非常時には避難先として「空き家のフェーズフリーな使用方法」により両者の課題を同時に解消する究極の備蓄、「コミュニティ備蓄」。ある意味「第2の故郷と避難先を同時に構築し安心を備蓄する」方法である。
日常時 日常時
受け入れる側は「関係人口」を確保できると同時に、避難時使用予定者による「空き家管理」ができる。使用予定者が定期的に訪問できない場合はアテンダントが仲介し「就労支援施設利用者」のワークとして清掃や換気などを依頼する。
非常時 非常時
日常生活から避難先を訪問し、買い物などを行い当地とのコミュニケーションを取っておくため、いざ避難となった時の「疎外感・孤独感」が解消される。結果として日常生活での安心感から心のゆとりができる。「備蓄」とは「安心」を備蓄することである。