ハザードマップ視覚情報の適正化サービス

応募対象の概要

現在、各自治体では住民の生命や生活資産の保全等に関する情報提供を目的に多種多様なハザードマップが作られています。近年、供給形態も紙媒体からPDF等の電子媒体化が進みアクセシビリティが向上しましたが、タブレットやスマホ等の小型画面の情報表現においては色覚多様性への配慮の視点が求められています。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

現状、各自治体において色の使い方も表現も様々な状況が垣間見られます。しかし、生命・生活の維持・保全に関係するハザードマップこそ日常時と非常時におけるコンテンツ認知に差を生じないことが理想です。そのため表現や色使いにおける地域差の把握・調整に加え、媒体ごとの色表現差や色温度差も加味したカラーマネジメント。加えて、人類の色覚多様性に基づき、少数型色覚や、白内障の方々への対応を鑑み、カラーユニバーサルデザインの導入を図り、光源色や光量・照度の差にも影響され難い理解し易い視覚情報への適正化への助力と、できるだけ多く人々に、同時に、様々なフェーズ下でも役に立つハザードマップ作りの手助けを行うサービス。
日常時 日常時
ハザードマップ改訂作業へのカラーユニバーサルデザイン導入によって、「浸水域」の範囲・分布・位置関係等の様々な情報をより正確に把握できるようになり、事前の改修工事等対応策への住民側理解も早まったようだ。表示例:鳴門市ハザードマップ
各種 津波・洪水・ため池
非常時 非常時
不安の高まる緊急時、非常時だからこそより多くの方にとって、より見易く理解し易いハザードマップが必須です。自治体による緊急対策の立案、自治会や住民による自主避難及び協力体制の検討等、多くの関係者に情報が同時に供給されて、しかも正しい判断が得られるような社会基盤整備作りの一翼と考えております。