IKEBUS(イケバス)

応募対象の概要

IKEBUSは、単なる移動手段ではなく、観光利用を主たる目的とし、豊島区のまちの魅力、価値向上に加え、子供や高齢者にやさしい交通手段として導入された。乗合事業として池袋駅周辺での日常運行、貸切事業として区内全域の商業・観光・子ども向けのイベント等と連携した企画運行を展開している。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

IKEBUSは、国がグリースローモビリティとして位置付ける低速の電気バスであり、車体に積載しているバッテリーに約9時間充電することで、最高速度19㎞/h、距離にして約60㎞走行することが可能です。一方で、災害などによる停電時には、蓄電している電力を利用し、照明の電源車として、また、携帯電話の充電ステーションとして稼働します。バッテリー容量は約25kwで、10wの電球であれば25個10時間ほどの照明が可能で、携帯電話であれば約2,000から2,500台分の充電が可能です。運用に関しては、WILLER株式会社と別途防災協定を結び、災害時に停電している地域の防災センター等に車両を派遣し活用します。
日常時 日常時
IKEBUSは、乗合事業として、池袋駅周辺地域を2つのルートで時間当たり各3本運行されており、まちの来訪者や区民に親しまれている。また、貸切事業として、保育園児をはじめ区民を区立施設をはじめとするまちのスポットへの送迎に活躍している。
非常時 非日常時
IKEBUSは、車内に蓄電されている電力を100Vに変換し出力しているため 車両が到着すれば直ぐに利用可能。WILLER EXPRESS㈱のプロドライバーが運行するため、敏速かつ安全に、防災拠点であるイケ・サンパークをはじめ、災害時に必要な場所へ出向き電気を供給することができる。