もしも「つな木」キット

応募対象の概要

「つな木」という木材と専用クランプで、自在に空間をつくることができる製品の1 つ。
同じ材料を使って、日常時はベンチ・カフェブース・会議ブースとして、非常時はワクチン接種ブース・病室として利用できます。
災害時は限られた時間とコストの中で医療従事者やボランティアの方々が簡易に組み立てることができます。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

本製品は日常時の木材による豊かな空間と、非常時への備えを柔軟に両立することを目的としています。これにより、非常時を想定した過剰な先行投資や備蓄スペースが不要になります。新型コロナウィルスの対応として医療施設には医療従事者への感染を防ぐ換気システムが必要となります。つな木による簡易医療ブース・ワクチン接種ブースでは、空間を仕切るビニルシートと空気質や気流を確保するHEPA フィルタユニットにより安全を確保することができます。
本製品を全国的に普及するため、森林大国である日本において地域製材所から本製品を展開するスキームを考えています。また、その取り組みは地方創生や地域貢献にもつながると考えられます。
日常時 日常時
木材の組み換えにより、非常時に使用するブースを日常時にも活用することができます。既存の空間に置くだけでカフェとして使えるブースや4人以上でゆったり座れるベンチ、常にきれいな空気を取り入れる会議ブースなど様々な用途として利用が可能です。木々に囲まれた空間は温かい雰囲気をつくり出します。
非常時 非日常時
コロナウイルスに対応したワクチン接種ブースや軽度病室などの利用が可能です。HEPA換気ユニットの導入や患者と医療従事者の動線整理など感染を防ぐ対策を行っています。組み立てが簡易なため、発注や運搬にかかる時間やコストを最少化でき、予想不可能な感染症や複合災害に対し、迅速かつ経済的に対応することができます。